数ある沖縄の伝統工芸の中で、最も歴史が浅い琉球ガラス。沖縄で初めてガラスが作られたのは明治中旬ごろと言われており、長崎や大阪から来た職人の技術によって那覇の西町に工場が建ちましたが、ガラス工芸として脚光を浴びるようになったのは戦後になってからです。
戦後、沖縄におけるガラス工場の復興は、戦前から作っていた人達や、疎開先から引き上げて来たガラス職人たちが生産を再開したことに始まります。途中、プラスチックやビニールの製品が市場に出まわり、割れやすいガラス製品は次第に需要が落ちていきましたが、米軍兵士の本国へのお土産とし琉球ガラスが注目を集めたことや、1975年の沖縄海洋博覧会をきっかけに観光土産品としての需要が伸び始め、現在に至っています。
琉球ガラスの材料は、科学成分からいえばソーダ石灰ガラスに属し、「廃瓶」を利用したもの、「原料ガラス」を利用したものの2つに分けることができます。製法は、真っ赤に溶けたガラスを鉄にパイプの先に巻き取り、それに息を吹き入れて膨らませながらクルクル回して成形する「宙吹き法」、そして木型あるいは金型を用いて、その内側にガラスを吹きこんで成形する「型吹き法」の2方法。新たな工房の設立も増え、各工房は大量生産型でない、模倣されにくいガラス製品を作りだしていこうと、オリジナリティーのあるデザインが生まれるようになりました。
参照元:琉球ガラス生産・販売協同組合ホームページ http://ryukyuglass.org/
J-Monoお薦め商品:
#1
潮風グラス
毎日の何気ない風景に『琉球ガラス』をプラスすると、それだけで色彩が豊かになる。沖縄の自然豊かな色彩を掌に集めたようなグラスです。一日がスタートする朝の時間、大切な人との語らいや、大切な事を一人で考えるの夜の時間にさり気なく寄り添ってくれます。容量約250ml。
#2
荒波シリーズ コバルト一口ビアグラス
荒波をイメージして、紺と白のラインを入れた、コバルトブルーのグラス。斜めの渦巻き模様が、荒波の勢いと涼しさを演出しています。容量は約200cc。クイッと少しビールを飲みたい時にちょうどいいサイズの、一口ビールグラスです。涼しげな雰囲気でビールを楽しめること間違いなし。カラフルで賑やかな南国の雰囲気をお楽しみください。
#3
ミドル渦巻き灰皿
毎日使うものだから、灰皿もインテリアとしてお洒落なほうがいい。そんな思いから作られたのがこの灰皿。透明ながら、大人っぽくシンプルなデザインになっています。サイズ(約)は口径130 x H60mm。たっぷり容量なので、ヘビースモーカーにも安心サイズ。側面に彫刻が可能で、上から覗くと彫った文字を目にすることができますから、贈り物にもピッタリの作品です。