南部鉄器は岩手県の盛岡地区、及び水沢地区で生産される「鋳造鉄器」の総称。17世紀中頃、南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜をつくらせたのが始まりといわれています。以来、良質な原材料に恵まれたことや、藩が保護育成に努め各地より多くの鋳物師、釜師を召抱えたことで発展を続けました。
「国の伝統的工芸品」第1号に指定された南部鉄器。今日では、茶釜や鉄瓶などの伝統工芸品だけでなく、厨房用品・風鈴・灰皿・インテリアなどモダンクラフトにいたるまで、現代の暮らしにもフィットする多様な製品を生み出しています。
参照元:南部鉄器協同組合ホームページ http://www.ginga.or.jp/nanbu/index.html
J-Monoお薦め商品:
#1
南部鉄器 急須 カラー アラレ0.6L
伝統とモダンを掛け合わせたこの商品。インテリアとしても遜色がないよう、カラー仕上げにしています。鉄の持つ重厚感に鮮やかなカラーが加わることで、安定感と気品ある佇まいが共存。カラーはローズピンク、芽吹き(緑)、パープル、白/ゴールド、トルコブルー、黒、ピンクシルバーの6種類から選べます。内側にはホーロー加工が施されているため、南部鉄瓶特有の鉄分補給は出来ませんが、日々のメンテナンスが簡単なので、はじめての方にもお薦めです。岩手の次代の釜師達のもと、確かな技と細やかな心配りによって仕上げられました。素朴で温か味のある質感を持ち、使うほどに風合いが増すのが特徴です。
#2
岩鋳(イワチュウ)/オムレット 24cm
近年、南部鉄器の急須は欧米でも有名ですが、その火付け役となったのがこちらのメーカー「岩鋳(イワチュウ)」。“イワチュウ”が南部鉄器の代名詞になっているほどですが、そんなイワチュウ製のオムレツ用フライパン「オムレット」です。南部鉄器には、砂型によりできた無数の小さな穴により、油のなじみが非常によい特性があります。それにより、均一に熱を行き渡らせることができるため、焦げ付き、こびりつきがおこりにくくなっています。オムレツ作りの最後の難関はオムレツを“きれいな形に整える”こと。オムレットは、オムレツの形を整えやすいよう、前方が深くなるように設計されています。このデザインにより、卵は従来のフライパンよりもへりの高い位置まで上がり、簡単に手前に返すことが可能です。きれいなオムレツの形を作ることを追求したフライパン。ホーロー加工されていないため、普通に調理するだけで、鉄分の補給も可能です。