甲州印伝(山梨県)

 甲州印伝は、鹿革に漆で模様を付けたものが特徴で、この革を使って様々な製品を作っています。日本の革工芸の歴史をたどると、奈良時代に遡ります。革を染める・模様を描くなど、いろいろな技法が考案され、また外国より伝搬されてきました。甲州印伝の特徴の一つである鹿革は、体になじみ、強度を備えていることから武具にも盛んに使われており、戦国時代には、燻(ふすべ)や更紗(さらさ)技法を用いた鎧や兜が武将たちの 勇士を飾ってきました。

 印伝の由来は、寛永年間(1624~1643年)に、来航した外国人により印度(インド) 装飾革が幕府に献上された際に名づけられたと伝えられています。その華麗な色に刺激されて、後に国産化されたものを印伝と呼ぶようになりました。貞享二(1685)年刊の京都の地誌である『京羽二重』や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」(1802年)のなかに「印伝」の記述があることから、江戸時代には各地で製造されたものと思われますが、現在、製法が伝わっているのは、甲州印伝のみです。

参照元:甲府印伝商工業協同組合ホームページ https://www.pref.yamanashi.jp/shouko/kogyo/densan/inden_01.html

J-Monoお薦め商品:
#1
合切袋

 底に5cmのマチが付いた、コンパクトで容量も大きめの合切袋。荷物を入れていないときは薄く、荷物を入れるとマチが開いて荷物もたくさん入る便利なタイプです。ペットボトルや折り畳み傘等、厚みのあるものを入れたい場合は『マチ付』がおすすめ。袋の中にはファスナーポケットがあり、鍵などの小さな小物を収納しておく時に便利です。主な素材は鹿革。サイズ26.5 x 19 x 5cm(縦 x 横 x マチ幅)。紐は正絹、コキは樹脂製です。柄は7種類から選べます。

#2
バインダー手帳

 中身を入替えて使用できる、6穴式のバインダー手帳。一緒に年を重ねるごとに、革の風合いも、愛着もより深くなっていきます。内装には牛革を使用し、柔らかくなり過ぎることがなく、丈夫で高級感のある仕上がりです。内側にはカードホルダーの他にペンホルダーも付いていて大変便利です。

#3
薄型長財布(札入れ)

 札入れとカード入れのみのシンプルな薄型長財布。黒地に黒漆がシャープで洗練された印象です。札入れ部分は笹マチになっており、お札が十分に入り、中身が見やすく取り出し易いデザインになっています。 笹マチの分、少し厚みがありますが、使い込むうちに革が馴染んで薄くなり、心地よく使って頂けます。サイズ:縦 約9.3cm × 横 約19.2cm。厚み:約1.8cm(何も入れない状態)。最高級の鹿革を使用し、漆のツヤの上品さもありますので、幅広い年代の男性にお勧めです。

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