鎌倉彫を踏みつける大胆な発想

 鎌倉彫とは?と聞かれた時、あの独特な木彫りで漆塗りのお盆をイメージする人が多いと思います。神奈川県鎌倉市のホームページを見てみると「陰影ある彫りの味わい、深みある漆の色調、そして、日本古来の素材である木の温もり。これらが見事に調和した伝統的工芸品」と紹介されています。約800年前に中国から伝来した彫漆(ちょうしつ)品の影響を受け、木彫彩漆(もくちょうさいしつ)の仏具や調度品を唐風に仕上げたことに始まるそうです。

 室町時代には公家への進物の品として、桃山・江戸時代には茶道の普及と共に茶器として全国に広がりました。明治時代以降は鎌倉が別荘地として栄えたこともあり、それまで寺院の仏具や茶道を中心としていたものが、日用生活品やお土産用への需要と変遷し、現在の鎌倉彫に至っているそうです。

 そんな長い歴史をもつ鎌倉彫に新しい息を吹き込んだのが「MENS 高級下駄 鎌倉彫のメンズ桐下駄」。えっ、下駄?そう、下駄です。着物や浴衣、甚平だけでなく、ジーンズなどの洋服にも合わせられるこの鎌倉彫の下駄。桐で出来た塗り台は、左右に渡り虎の柄が施されているという粋なデザインになっています。縞柄の鼻緒は涼感あふれる麻素材。クッションのようにふっくらで優しく足を包みます。

 底面には滑り止めが施されており、夏の急な雨や夕立ちなど、濡れた地面を歩く時でも安心。また、足腰の負担を軽減するクッションの役割も果たしています。桐で出来ているため軽く、職人によって丁寧に仕上げられた履き心地抜群のこの逸品。工芸品を踏みつけるのは何となく“引っかかる”という貴方。まぁ、そこはあまり考え過ぎず、小粋でお洒落な下駄を“引っかけ”て、和のスタイルを楽しみましょう!

鎌倉市ホームページ:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/shoukou/kamakurabori.html


鎌倉彫のメンズ桐下駄 価格15,800(税込み)

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA