甲州織(山梨県)

 甲斐の国(甲州・現在の山梨県)は、国中と郡内地方の二地域に分かれており、郡内地方は、富士の秀峰を仰ぐ大月・谷村・西桂(三つ峠)・富士吉田の丘麓地方と富士五湖一帯の事であり、昔からその景勝水明と共に、織物の産地として名高い地域です。 

 甲州織の源となる織物、甲斐絹(カイキ)は、明治・大正時代に全盛期であった美しく高価な絹織物で、このルーツは400年程前まで遡ります。南蛮船で更紗など共にもたらされたインド地域の薄い絹の生地(海気)がルーツとされ、海気の製法は日本各地に広がりましたが、水がきれいであるなどの自然の恩恵にも与り、郡内の海気が品質的に優れたものになりました。

 このように甲州織は、甲斐絹に源を発し、戦後においては、絹・人絹・アセテート・交織等多彩なる技術を開発しました。昭和32・3年頃から開発された、ポリエステル・ナイロンの合繊は郡内織物にも一大変革を来たしましたが、郡内技術は見事にこれを駆使し、先染高級織物産地として、現在でも多くの織物を輩出しています。

参照元:THE COVER NIPPON http://www.thecovernippon.jp/20140620_kai/

J-Monoお薦め商品:
#1
65樫棒濃茶塗り レジメンタルストライプ タッセル付

 伝統ある甲州織の生地は上品な光沢が美しく、レジメンタルストライプ(ネクタイに多く見られる柄)をモダンに表現した表情豊かな男性用の細身タイプ洋傘です。デザインの完成度はインパクトがあってファッションのアクセントにもなります。ハンドルは水中・海中において高い耐久性を持つアイアンウッド(鉄木)を使用。国産の樫棒をシャフトとした贅沢な逸品です。

#2
65×8甲州織国産樫棒ドットストライプ

 表柄は上品なドット、傘を開いた裏面に印象的なストライプ柄を映した大人の遊び心ある紳士洋傘です。中棒(シャフト)に希少な国産樫棒茶塗りを使用し、職人の手作業で1本1本大切に作られます。生地に山梨県富士吉田で織られる甲州織を使用。甲州織は、織物を織りあげてから染色するのではなく、糸を染色してから織りあげます。そのため、縦糸と横糸がとても美しく織り合わさり、上品で重厚な手触りと風合いがあり、非常に魅力的な織物が完成します。普通の傘と違って生地感など高級感が際立っています。手元は本牛革キップカリブ型押しを使用しました。温かみあるフィット感とハンドメイドの味わいをお楽しみください。

#3
折りたたみお洒落雨傘

 タータンチェックの生地を織り上げた、とってもお洒落で品質確かなメンズ雨傘。手元は日本の粋を感じさせる天然木(椿)で、畳むと29cmとコンパクトになり、バッグにも入れやすいサイズです。全体の造りはしっかりしており、親骨も8本で、携帯用でも直径100cmと十分な広がりがあります。広げたサイズは、親骨60cm、直径100cm、重量290gとメンズ傘では標準的な大きさと重さです。お洒落なスーツやトラッドカジュアル等と組み合わせて、雨の日のオシャレ度をアップして下さい。

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